少し前からですが、欠損金の繰戻し還付制度が復活していますね。

資本金　１億円以下の中小企業に限定ですが、

これによって、だいぶ企業にとっては有利になったと話題になりました。

この制度、すごーく簡単にいうと前期に支払った税金が、今期赤字であれば、

赤字分の税金を返してもらえる、というものです。

そりゃ、素晴らしい、ばんざーい！ヽ(^O^)/

といったところですが、実はトラップが用意されています。

その１　地方税（住民税）は、すぐには返してくれません。

　　　　　７年かけて返します。まあ、返してくれないよりいいか。

その２　事業税は適用外で、１銭も返してくれません！(ﾉﾟοﾟ)ﾉ

その３　税務調査が必ず入ります。

　　　　　で、問題なければ返します。うーん。ただでは全額返さないつもり。

　　　　　へたすれば、追加で支払う！？なんてことも。

以上ふまえて、結論です。

今期は大幅黒字で税金払うけど、来期は赤字予想で税金返してもらえるから、節税は、まあいいか。　

なんて絶対だめです！

節税はきちっと今期やっておきましょう。あなたの嫌いな税務調査がやって来ますよー。

もちろん、ないよりはあったほうがいい制度です。

使える会社は、きちんと使って税金返してもらいましょう！

次はこれです。

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「欠損金の繰戻し還付」？と「欠損金の繰越控除」？