P/Lの販売費及び一般管理費って何だろう?(8)

P/Lの販売費及び一般管理費の続きです。

 

今回で、このシリーズは最後です。

 

最後ですが、ひとネタ。

 

販管費(はんかんひ)と略すと通っぽいです。(笑)

 

以前の記事は、こちらから


P/Lの販売費及び一般管理費って何だろう?(1)

 

P/Lの販売費及び一般管理費って何だろう?(2)


P/Lの販売費及び一般管理費って何だろう?(3)

 

P/Lの販売費及び一般管理費って何だろう?(4)


P/Lの販売費及び一般管理費って何だろう?(5)

 

P/Lの販売費及び一般管理費って何だろう?(6)

 

P/Lの販売費及び一般管理費って何だろう?(7)

 

前回と同様、以下、ご了承ください。

 

(一般的な科目名称について、その意味をお話しますが、

 

できる限り分かりやすくするため、会計専門的には、

 

厳密には、違うこともありますが、中小企業では

 

まったく問題ありませんので、分かりやすさを優先していきます。

 

また、会計事務所によって、各会社に合わせて科目を決めますので、

 

自分の会社にある科目名がないかもしれませんが、

 

そういうときは、顧問税理士に聞いてみましょう。)


 

貸倒損失(かしだおれそんしつ)


受取手形や売掛金といった売上債権をはじめ


貸付金、立替金、前渡金などの債権が、


取引先の倒産などによって、回収不能になった場合に、


これらの債権を取り崩して、貸倒損失として計上します。



貸倒引当金繰入額(かしだおれひきあてきんくりいれがく)


まだ貸倒損失には、いたっていないが、計上されている債権が


次期以降に貸し倒れる可能性が高く


その金額を合理的に見積もれる場合には、


貸借対照表上、債権から差し引く形で、貸倒引当金を計上します。


損益計算書でその損失をあらわすのが、貸倒引当金繰入額です。



損益計算書では、当期分の損失だけ現れますが、


貸借対照表では、当期以前に計上した分が累計されています。



貸倒引当金が対象にした債権が実際に貸し倒れたときに


貸借対照表で貸倒引当金も取り崩されます。


会計技術的な科目なので、ちょっと難しいですね。


例として見てみましょう。

貸倒引当金イメージ.jpg 


得意先が倒産しそうなので、売掛金100のうち、


回収できなくなりそうな60を貸倒引当金に計上します。


損益計算書では、貸倒引当金繰入額として、60計上します。


しかし、翌期に得意先が実際に倒産してしまいました。


回収できると思っていた残り40も含め全額回収できませんでした。


貸借対照表では、売掛金100と貸倒引当金60を取り崩します。


損益計算書では、前期に損失として貸倒引当金繰入額を


計上していない40(=100−60)を貸倒損失として計上します。


どうですか?イメージできましたか?



雑費(ざっぴ)


販売費及び一般管理費に含まれる費用のうち、


他のどの勘定科目にも当てはまらないもの、


また、たまにしかは発生せずに少額で、


特に科目を設定するほどでもない


重要性の低い費用を計上します。


 

お疲れさまでした!今回で、販売費及び一般管理費は終わりです。


次回以降は、決算書の見方、使い方。


決算書の分析方法を見ていこうと思っています。



ではまた、次回に!